再移植に再度のご支援を

「たかやくんを救う会」
代表 井上富美子

平成124月吉井貴哉君(当時13歳、現在17歳)が拘束型心筋症と診断され、移植以外に助ける道がないことが判明したことで私たちは「たかやくんを救う会」を立ち上げました。募金目標60百万円を掲げ全国の皆様の温かいご支援を受け、短期間に75,485,430円もの募金を戴きました。幸いにも渡米まもなく平成126UCLAで心臓移植を受け、無事翌年1月元気な姿で帰国することができました。

帰国後、定期健診等で移植後の予後管理を行って参りましたが、本年5月頃から冠動脈予備能の低下がみられ、血管性拒絶が見られるなどで、医師から早期に再移植が必要との診断をされる状態となりました。国内で再移植を待つとなると登録順位24番とか。医師と相談して見ましたがとても順番を待つ時間的な余裕は無いとのことでした。

健気にもまた皆様にご迷惑をかけるのは忍びないとの本人の気持ちもありますが、貴哉君のお母様も皆様のご厚意に再度すがらざるを得ないのは誠に申し訳ないが是非もう一度助けていただきたいとの強い希望を寄せていらっしゃいます。私も元気な姿で空港を降り立ったあの日の貴哉君を思い浮べる時、もし可能ならもう一度是非元気な身体を取り戻して欲しい思いで一杯です。

幸い主治医の計らいでUCLAにコンタクトの結果、先方での受入は可能との回答を得ておりますので再度支援活動を再開いたしたく、難しいお願いとは十分承知しておりますが何卒貴哉君のために今一度のご助成をお願いしたいと存じます。UCLAでの再移植とは申せ、かかる費用はやはり初回と同じく募金目標60百万円とせざるを得ない状況です。今の貴哉君ご一家では到底負担できる金額ではございません。

何分再移植の資金支援活動ですので従来のような「たかやくんを救う会」を従来と同じ形で再開するのは困難と思い、厚かましいとは存じますが街頭募金等の活動による募金には多くは期待できない状況から、各「救う会」の皆様方におすがりせざるを得ない状況です。