公開質問状を9月末の締め切りで各党に送りました。
<質問状の内容>
1) 貴党は小さな子供達が、国内での移植ができず、海外での移植に頼らざるを得ない現状について、どのようにお考えですか?
民主党:臓器移植については、脳死状態は人の死か否かをはじめとして極めて個人の考え方に左右されることから、民主党としては党議拘束をはずしてきた経過がある。現在のところ、党として考え方をまとめる段階に至っていない。
共産党:@六歳未満の子供は、竹内基準から除外されていて、いまだ結論が出ていないこと。
A十五歳未満は、まだ意思表示がむずかしいという問題があることなどの現状から、慎重な態度をとらざるをえないと考えます。
2) 現臓器移植法は3年後の見直しを約束しております。議員立法により成立したこの法律はやはり議員立法により見直し案が出されることが期待されています。貴党での取り組みについてお伺いします。
民主党: 法改正や見直しの必要性について論議中である。
共産党: 国会議員団を中心に、見直しにあたっての対応策の検討を
開始しています。
その他の政党は残念ながら、ご回答いただけませんでした。
当日、ご臨席なされた代議士
・武山百合子議員(自由党)
・小池 晃議員(共産党)
また、具体的なことについては各党共、社会的な合意が得られていないとの理由で時期尚早との意見でした。3年の間にも心臓病を中心とした子供たちは国内では移植ができないために米国やドイツに渡航して移植を受けています。
一秒一秒が大切で、時間が経つごとに崇高な命が失われていくのです。
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